XMをキャッシュバック(IB業者)経由で口座開設する注意点

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XMキャッシュバック

先日、XMに口座開設をしたという知人から相談がありました。

実は、IB業者のキャッシュバックがされるというサイトからXMで口座開設をしたものの、いざ使い始めたら人気のボーナスの付与がさらない取引条件になってしまったので、なんとか基本的な条件を回復する方法はないのか?というのが相談の内容でした。

取引量に合わせて、キャッシュバックを提供してくれる業者が存在することは以前から知っていましたが、XMが顧客に提示する取引条件が異なるものになるというのは初耳でした。

今回、このIB業者を利用してXMに登録した場合の、メリットとデメリットについて調べてみました。

■そもそもIB業者とは何者か?

IB業者とは

このIB業者とはイントロデューシング・ブローカーの略号で、簡単に言えばアフィリエイト(=紹介料をもらう仕組み)のことを言います。

海外FX業者は、日本国内では莫大な広告費を投入してプロモーションなどはできないことから、ネット上にある海外FX紹介サイトから経由して、XMに口座開設をしてくれると、一定の紹介料(アフィリエイトフィー)がそのサイト運営者に支払われるという仕組みになっているのです。

XMキャッシュバックの仕組み解説画像

XM自体も、公式サイト内でアフィリエーターを募集しており、口座開設をするだけではなく、実際に取引をしてくれると、取引量の中から一部が定期的にアフィリエイトフィーとして支払われるという仕組みが確立していることがわかります。

ただ、このIB業者と呼ばれる組織には、実に様々形式があり、取引条件もかなり様々になります。

ネット上でのアフィリエイトビジネスというのは、相当広範な業界に存在しています。

顧客の取引量から一定の分け前が、半永久的に提供されるLTC・ライフタイムコミッション方式のビジネスモデルが主流となっています。

このLTCにより、個人のアフィリエイターでも、年間5000万以上稼ぐというツワモノが存在するようで、かなり大きなビジネスになっていることがわかります。

当然事業会社として、こうしたアフィリエイトビジネスに乗り出すIB業者も多く、海外FX業界においてはこの仕組みが確立されている状況です。

■3つのタイプのIB業者

では具体的に、XMに関わる、いくつかのアフィリエイターのタイプをご紹介しておきます。

①単純に口座開設、利用者を紹介するアフィリエイター

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もっとも簡単で、XMのことを紹介するサイトやブログを運営して、そこを経由してもらい、口座開設の申し込みを行った顧客から、LTCの紹介料を得るタイプです。

この場合、申し込んだ顧客にはなんのインセンティブもなく、XMが提供する取引条件やボーナスなどはそのまま利用できます。

ただ取引したボリュームのごく一部は、ずっとこのサイト運営者に提供されるというもので、利用しているトレーダーは全く気づかないのが特徴といえます。

申し込みをしただけで、アフィリエイトフィーが支払われているというのは、若干しゃくな気分になりますが、顧客トレーダーにとってはなんら実害はありません。

②申し込みで定額のキャッシュバックを付与してくれる海外FX紹介サイト

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また海外FXを紹介し、申し込みをサポートしてくれるようなサイトも見受けられますが、こちらのほうは利用促進のために口座開設で一定のキャッシュバックをしてもらえるところがあります。

この場合は、上述のLTCのなかから顧客にも若干を還元するという仕組みになっており、登録した顧客は5000円や1万円といった定額一回限りのインセンティブを口座に振り込んでもらえるというメリットが生じます。

この場合も、業者にはその後継続利用することにより、LTCのフィーが支払われますが、顧客のほうは直接XMに申し込んだのと同じ取引条件が維持され、さらに定額ではありますが口座開設キャッシュバックをIB業者から得られるメリットがあるのです。

③自分の取引分の一部を継続的にキャッシュバックしてもらえる口座

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XMは、永続的に利用で生じた売買金額の一部を、利用者に還元するというビジネスモデルの、いわゆるキャッシュバック専門IB業者とも契約を行っており、海外を中心にいくつもの業者が存在しています。

このキャッシュバックIB業者は、あくまでXMとの正式契約に基づいて行っているものですから、業者が勝手に進めているプログラムではないという点は注目されます。

こうしたキャッシュバック専門の業者を通じて開設した口座は、XMの社内でもいわゆるキャッシュバック口座として特別に扱われるようになり、XMが提供する入金ボーナスは、同社の社内規定により支給されないことになってしまいます。

今回冒頭でご紹介した、ボーナスプログラムのない口座を開設してしまったという知人は、まさにこの口座を利用してしまったことがわかります。

ボーナスプログラムは付与されないものの、それを上回ると思われるキャッシュバックが行われるという形です。

これが損か得かということについては、かなり意見が分かれるところです。

仕組みとしては、IB業者にXMから支払われる取引ボリュームに対応したキャッシュバックの一部を、顧客にもお裾分けするといった形であり、業者によってその金額は結構異なるものとなっています。

XMのキャッシュバック業者一覧

現在、XMのキャッシュバックに積極的に絡んでいる主要業者は上記の通りで、実際にはまだまだほかの業者も存在するようです。

ただ、なかなか全容を包括的に掌握するのはかなり難しいのが正直なところですし、どの業者も知名度や事業者としてほ業況ははっきりしないのが共通した特徴にもなっており、必ずしも信頼に足る存在とはなかなか言えないのが実情です。

比較的国内でも人気のTariTariは、キャッシュバックの具体的な額を取引1ロットに対して8ドルとしていますが、それ以外の業者はPIPS表示で1ドルは、すべて100円換算しているところがほとんどのようです。

TariTari公式サイト⇒
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したがって1ロットでもらえる金額も、900円から、安いところは550円とそれなりに幅があるようです。

このキャッシュバックは、XMの取引の外側で行われるものですから、XMの取引口座に現金でキャッシュバックが実施されるといったことはなく、あくまで個人の設定した銀行口座に出金されるような仕組みになっています。

XMキャッシュバック率一覧

気になるのは、キャッシュバックのタイミングと手数料ですが、上記のように業者によって結構引き出せる金額が違いますし、なにより出金手数料が1回40ドルとべらぼうなところもあり、これで意味あるのかといった内容になっているところも存在しますので、業者選択には相当な注意が必要になりそうです。

このあたりの業者が、本当にきちんと取引条件どおりに出金に応じているのかどうかは、正直なところあまり情報がないのが実情ですが、XMから取引を打ち切られている会社もないようで、それほど問題になっている様子もないようで、一応はワークしているものと思われます。

実際の効果ですが、国内ではもっとも人気の高いと言われるTariTariの場合、ドル円で通常のXMのスタンダード口座のスプレッドが、ほぼ2銭とすると、このキャッシュバックを利用して1.1銭程度までは実質スプレッドを狭めることができるとしていますから、間違いなくキャッシュバックが履行された場合相当な取引をするトレーダーは、日本円にして50万上限とするボーナスにこだわるよりも、このキャッシュバックのほうがいいという発想も生まれそうです。

■問題はキャッシュバック用にスプレッドのマークアップがないかという事

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このキャッシュバック業者を利用した場合に、最も気になるのは利用者にキャッシュバックされる原資を作り出すために、XMが設定しているスプレッドにさらにその分を加算(マークアップ)した取引になっているのではないかということになります。

残念ながらこの部分については明確な情報が得られておらず、マークアップを実施するとすればXMサイドが、そうしたプログラムをシステムに実装しているはずですが、XMがマークアップを行っているという確証は得られていません。

もしこうしたマークアップがされているとすれば、高額なスプレッドを支払って、その分後で返金してもらっているだけに過ぎませんから、それほどうれしいキャッシュバックではない可能性もありかなり注意が必要となります。

■キャッシュバックのメリット、デメリットはどこにある?

XMキャッシュバックのメリットとデメリット

XMの通貨ペアのスプレッドは、お世辞にも狭いとは言えませんから、既存のスプレッドが維持されているなかでキャッシュバックサイトを利用することで、さらにそこから資金が返金されるのであれば利用者にとっては、一応のメリットが存在するといえます。

しかし入金ボーナスが永久的に失われるのは大きなデメリットといえます。

さらにキャッシュバックのために、通常2銭のドル円のスプレッドが3銭になったのでは、スキャルピングにもならなくなります。

その1銭分が、まるまるキャッシュバックされることは絶対にありませんから、あえてこうした業社を間に挟んで取引するメリットがあるかどうかはかなりクビをかしげたくなるものがあります。

したがって取引条件が本当によくなるなら、ボーナスを諦めてこうした口座に頼ることも考えられますが、取引条件が悪くなってまでキャッシュバックに依存する必要はないと考えられます。

またキャッシュバックをしてくれる業者は、あくまでXMの外側に存在しており、経営状態もはっきりしませんから、いつ約束のキャッシュバックが打ちキリになるかもわかりませんし、供給条件がいきなり変わるとなった場合には、期待した金額が返金されないリスクも残ることになります。

こうなると積極的に利用をしたほうがいいのかどうかはかなり微妙で、XM自体はしっかりしていても、この手のIB業者と付き合う必要があるかどうかは、相当よく考えることが求められそうです。

■XMは2018年10月からオートリベートを導入

あまり知られていないことですが、XMでは2018年10月1日から一部のキャッシュバックIBの口座で、オートリベートサービスを開始しています。

これは個別のトレーダーが利用している口座に、直接キャッシュバックが支払われるというもので、IB業者からではなくXMからダイレクトに支払われるという仕組みが大きな特徴です。

このオートリベートを設定したトレーダーは、毎週火曜日と木曜日に前週分のリベートが支払われる仕組みになっています。

これにより、IB業者から出金する手間もコストもなくなり、透明性はかなり高くなるというわけです。

このやり方で既存のキャッシュバックのデメリットは、一部解消することになります。

今のところは希望者だけの移行措置ということですが、今後どのような展開になるのかは非常に注目されるところです。

■まとめとして

IB業者が設定したXMのキャッシュバック口座を利用しますと、確かにXMとの取引上発生しない自らの取引額に応じたキャッシュバックを得ることができます。

しかし残念ながらそれにより、XMから得られるはずの入金ボーナスプログラムが、完全に相殺で消滅する点は大きなデメリットです。

また正確に確認はできていませんが、キャッシュバック口座用に既存のXMのスプレッドにマージンがのって広がるような場合は、ほとんどキャッシュバックの意味はないことになります。

なによりキャッシュバックは、XMの外部の業者のインセンティブプログラムですから、未来永劫確実に供給される保証はどこにもなく、冷静に考えると結構危ういものであることがわかります。

結論から言えば、XMより直接供給されるボーナスなどのインセンティブプログラムのほうを優先したほうが、結局安心で安全な取引に繋がるということっではないでしょうか。

不安定で確信の持てない外部業者のプログラムを優先するのは、かなりリスクの高い取引になることを十分に認識しておく必要がありそうです。

ただし上述のように、XMによるオートリベートが広範に導入されることになれば、業者からの支払いリスクが払拭されることになりますので、使い勝手が改善することも考えられる状況です。

しばらくはこのキャッシュバックについては様子を見ていきたいところです。

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